戻した干ししいたけをまな板の上で切っていました。
戻し汁ごと冷凍していつでも使おうと、わくわくと急ぎながら
3包丁め入れたくらいの時です。
厚さ3㎝の木のまな板がぐらつき、足元に落ちてきました垂直に。
ひだり足おやゆびの爪の生え際に当たりました。
痛みのひどさは、小ゆびを柱かタンスにぶつけた痛みの2倍くらいです。
声も出ず息をころし、きばって耐え忍びましたが、ますます強く痛みました。
両ひざから下を食卓のいすの座面にのせ、床に寝転びました。
「あ〜明日、出勤できないな〜」と、かすかに期待をする自分がいることを確認
した後、瞬く間にその弊害が脳裏をよぎりました。
患部がうっすらと腫れて色がくすんで来たとき、ある方の経験話を思い出し、
やってみました。
「ありがとう、ありがとう。おやゆびさん、いつも重いからだを運んでくれて。
痛いことをしてごめんなさい。ありがとうありがとうありがとう。」とつぶやいて、
ひだり手を上に伸ばして、痛いおやゆびをにぎり、なでました。
薄い骨折をしているという想像で、「出勤できても添え木して、スリッパ姿で暮らすだろう。」
15分ほど寝ころんで、立ち上がりました。
なんと不思議なことでしょう。
なにごともなかったように、
また、休みの日をわくわくすることにたっぷり使うことができました。
ありがたい気もちで、いっぱいです。
また、元気に励みます。
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